事業分野
弊社が最も得意とする分野は、計測・制御系ソフトウェアの開発です。 ハードウェアだけでなく、数学、物理学、電子工学、機械工学に精通したエンジニアも擁しておりますので、 技術的に難度の高い分野にも対応可能です。
以下に弊社で請負可能な事例を掲載します。受託業務の性質上、実際に携わった案件の詳細を掲載することができないため、 同分野の仮想案件を提示させていただきます。
- 計測
- 計測データの取込
- 計測データの表示
- グラフツールを使用しませんので、色、線の太さ、フォント、表示位置などの書式上の制限は一切ありません。
(グラフツールの使用を前提とした対応も可能です) - 線形グラフだけでなく、片/両対数グラフも対応可能です。
- 棒グラフ、円グラフなど、さまざまな書式のグラフを描画できます。
(3Dグラフに関しては実績はありませんが、対応は可能です) - 特定データの強調表示や、ツールチップでの詳細データポップアップなど、あらゆる付加情報を表示できます。
- ズーム、スクロール、データ系列選択等、各種インタラクション処理を実装可能です。
- データ量が膨大な場合は描画処理が重くなり操作に影響がでることが懸念されますが、中間バッファの活用等で負荷の軽減に努めます。
- 計測データの分析
- 計測データの保存
- 制御
- ファクトリオートメーション
- マイコン用プログラム
- 画像処理
- 二値化
- モフォロジー変換
- フィルタ
- ラベリング、粒子解析
- パターンマッチング
計測器で測定したデータをコンピュータに取込み、表示、分析、保存等を行います。 必要に応じてデータベースとの連携も行います。
計測器から取得したデータをI/OボードやUSBを経由してコンピュータに取り込みます。
取得したデータを可視化します。
下図の例では、装置上で測定された温度に関して、時系列的な変化を折れ線グラフで表示しています。
温度は20℃±1℃の範囲で制御されており、制御範囲を超えるとNGとなります。
単なる測定データの表示に留まらず、付加情報(OK/NG等)の演算や表示も併せて行います。
取得したデータに対して、分析を行います。 上掲の事例では、単なる上下限値の判定のみですが、微積分や統計解析、周波数解析(FFT)などの数学的手法を組み合わせた複雑な判定も行います。
取得したデータおよび分析結果をファイルやデータベースに保存します。 保存時の負荷やデータの利用用途等を考慮し、最適な実装(ファイルフォーマットやデータベーステーブル構造など)をご提案いたします。
主に工場などで使用される製造、検査設備等の制御用プログラムを開発します。 一例としてパソコンに挿入されたIOボードやカウンタボード等を介して、 装置の現状取得、解析、制御などを連携して行います。
工場の製造工程の自動化を行います。
家電製品等の制御用に組み込まれるマイコン(*1)を使用したプログラムの開発を行います。
*1: H8, SH-4などの使用実績があります。
カメラ等で取得した画像に対する画像処理を行い、結果の表示、保存、各種制御を行います。
ソリューションに応じて、一般的な画像処理機能(*1)を組み合わせ、要求される機能を実現いたします。 また汎用処理で実現不可能な場合は、専用のアルゴリズムで対応可能か(*2)を検討いたします。 もちろん、貴社でご検討済のアルゴリズムの実装も承ります。
カメラ制御(*3)に関してはラインスキャン、エリアスキャン共に使用経験があります。
また画像処理については汎用ライブラリ(*4)を使用する方法と
専用コードを記述する方法のどちらでも対応可能です。
*1: 2値化、モフォロジー変換、各種フィルタ、パターンマッチング、粒子解析等
*2: 機能によっては実現が非常に困難な場合もあります。(街中を撮影した画像から、映っている人数を測定する等)。
その場合は、費用が発生する前の段階で、その旨をお伝えいたします。
*3: MIL-Liteの使用実績があります。
*4: RobustFinder、HALCONの使用実績があります。
指定された閾値によってグレイスケール画像の各画素を白と黒のいずれかに変換します。 グレイスケール画像は情報量に優れるものの、モフォロジー変換やラベリング処理には適さないため、 前処理として二値化が行われます。
下図の例では、閾値を輝度180に設定し二値化を行っています。
主に正規化相関サーチ、形状サーチ(輪郭サーチ)の2種類のサーチ方法によって、登録されたパターンと同じオブジェクトを検出します。